頑張れドラゴンズ

福井出身のプロ野球選手

ゴールデンウィーク(5月6日)に久しぶりにナゴヤドームへ行ってきました。
昨年はミラクルエレファンツに振り回されて?結局ナゴヤへは一度も行けなかったのですが、1昨年までは年に7,8回は見に行っていましたので、ホント久々でした。
一宮から名古屋高速、清洲東で東名阪に乗換えて勝川まで、一気に高速で行けるようになり、馴染みの私設駐車場に車を預け徒歩7、8分。福井を出て早ければ2時間でナゴドに到着します。(やや飛ばしすぎかも…)
この日の相手は広島カープ。先発は福商出身の齋藤悠葵。1番はお馴染み敦賀気比高校出身の東出輝裕、堂々とレギュラースタメンの3番にはこれまた福商出身の天谷宗一郎とナント、スタメン9人中3人が福井出身。
対する中日には、中継ぎに高橋聡文が一人いるだけ。じゃ、今日はカープを応援しようか、ナンテ言うほど甘いドラファンではありません。福井出身のカープ選手にも頑張ってはもらいたいものの、やっぱり勝負ではドラを応援。(これ当たり前)

まずは試合前にパチリ。
今年、ウッズに代わって4番のブランコ。年棒は2760万円(推定)とウッズの約20分の1、余計な心配だけどウッズは円建てでもらっていたんだろうか。契約時には110円ほどだったのが95円だとしてもすごい違いだと思うが…、今頃何しているんだろう?悠々自適なんだろうな。…
このブランコ、この試合頃まで調子悪かったものの最近、良く打っている。この翌日だったら、ナゴドの天井スピーカー直撃も見られたのかと思うと残念でしょうがない。そういえば4年ほど前、中日が守っているとき、巨人のバッターがピッチャーの真上に打ち上げて天井に当てたが、当たった瞬間、角度が変わってしかも跳ね返った分、急にインフィールドに落ちてくる打球を、サード川相が後ろに反り返って取ってアウトというシーンを見たときがあるが、あの時の川相の動きはすばやかった。内野の天井に当たった場合はそのままインプレーだってことそのときわかったので良く覚えている。



ご存知、名ショーとストップの井端。どこにでも居そうな選手だけど、何がすごいって、私がファンだったテレビ朝日の河野明子アナを娶って(めとるってこんな字なんだ)しまったこと。報道ステーションで中日の勝敗を私と一緒に一喜一憂していた時はホント楽しかったのに…。



タイトルが「福井出身の…」だからやはりこの選手は外せない。松坂が「ボクと高卒同期でずっと1軍に居たのは東出君だけ」と言ったように、いかに高卒ルーキーが1軍で定着するのが難しいか、プロは甘くない。エレファンツの選手も、よほど頑張らないとNPBに入れないし、1軍にも上がれない、厳しい世界だってこと。
それにしても、この日もしぶてぇ1番ぶりを発揮、良く頑張っているなぁ と相手チームながら感心して見ていました。



この日の広島の先発、齋藤悠葵。
早稲田に行ったハンカチ王子と同姓同名なのですが、コチラの福井出身の齋藤は「葵の御紋」が入っている齋藤。福井の両親が福井出身を誇りに思ってもらうように付けた名前だとか。
徳川将軍の次男が城主となった福井藩が三つ葉葵だったのかは?



この日のカープの3番は良く打った。1番東出が出て2番が送って天谷がタイムリーというシーンが2度もあった。2度目は本塁で東出が憤死したが、福井県勢 よう頑張った。
その天谷。去年のオフに現エレファンツの監督の天野氏とこの齋藤と天谷を囲んで食事をしたことがあるけど、その時の天谷との会話を思い出した。
天谷「おい、齋藤。お前来年幾ら?」(当時、天谷の歳は25、齋藤は21)
齋藤「ロクサン(630万)ですよ」
天谷「ちぃっ 一緒かよう」(天谷も630万だった)
さすがにプロの世界、歳は関係ない。天谷はメラメラした競争心むき出しに、静かに目の前の豚しゃぶを喰っていました。



この日は広島のブラウン君(監督)が私が見に来たのを知ってか知らぬか、(知らないに決まっているが)
齋藤-横山の福井出身の投手リレーを見せてくれた。
横山は中日打線に捕まってしまったが、8回にはライトをセカンドの守備位置にまで上げて
、内野5人、外野2人の守備隊形まで見せてくれた。
1塁側からは「ブラウン、馬鹿にすんなぁ~」との野次が出ていたが、「ブラウンは2年前の米子であった中日戦でも内野5人ってやってますよ」と私がスタンドで解説。自信をもって言ったつもりだったが、かなり多くに人が私に注目。内心、間違っていたら恥ずかしいな、って思ってましたが、翌々日(翌日は新聞休刊)の中スポで間違いがないことが判明。一人、鼻高々自己満足してました。


さて、中日ファンの方、お待たせ
この日の先発は、美少年投手の浅尾。8番荒木が2塁打のあと、当然バントと思いきや、バスターで叩きつけた球はサードへ高くバウンド、必死に走って1塁セーフの内野安打。1塁コーチの川相コーチに何だか言われています。
この日のナゴドには妙に41番のユニホームの女性が多かったのですが、この顔だったらモテても仕方ないですな。



顔が良いだけでなかったこの日の浅尾。ノーアウト1,3塁で1番井端がセンターオーバーに打ち返すと、今度は1塁からホームまで一気に走り抜け、ホームにヘッドスライディング…。
キャッチャーのブロックを見事かわして、ホームインと行きたかったのですが…。



サードを回ったところで、浅尾も考えたんでしょうね。
「おいおい、キャッチャー捕球体勢でブロックしてるよ」
「荒木さん、滑り込めと両手を叩いているし…」
「滑り込みってどうするんだっけ…」
「こうなったら、ヘッドスライディングだ!」
「ヒヤァ~ 怖くて頭からは滑り込めねぇや…」
結果は、ホームへの返球が大きく逸れて、浅尾はホーム前で、ヘタヘタと手を揃えてのホームご帰還。
きっと、ピッチャーがヘッドスライディングするとは何たるこっちゃ!ってベンチで怒られていたんでしょうね。


というわけで、この日は4-2で中日勝利。面白いゲームとシーンを見せてもらいました。
そしてエレファンツをしばらく見慣れていたせいか、BCリーグとNPBとの違いをまざまざと見せ付けられました。違いの大きな点はバットの振りが全く違うこと。振りが違うと打球も早い。BCリーグでゲッツーがなかなか取れないのは、セカンドショートの肩も弱いけど、バッターの振りが甘いので打球が弱いので間に合わないのも良くわかった。
NPBのバッターの振りはどうすればできるのか。今度エレファンツの選手に聞いてみよう。