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北陸新幹線 福井~東京を考える  2017-1 追加更新

2014年12月に東京のホテルで、北陸新幹線が金沢までの開業するCMが流れていて、その頃に書いた第1弾のブログか以下の通りです。

2014年12月6日付の福井新聞では、敦賀までの延伸、開通が当初の2025年を3年前倒で2022年までにすることを政府に要望しているが、金沢から福井はさらに2年前倒しで2020年に開通させようと要望しているとのこと。

福井の駅だけはできているとはいうものの、土地の買収どころか新幹線のルートとなるところに、「中心線」測量の簡単な看板が立っているでけなのに、正味5年後に新幹線が通るとなると、こりゃ大変なことになるんでしょうね。特に、新幹線は「独立行政法人 鉄道建設・運輸施設整備支援機構」略して鉄道・運輸機構が土地の買収から橋やトンネル、線路の敷設までを行うようですが、ここの担当の人たちにとっては、「おーーい そんなん早くできるわきゃねーだろ~~」って叫んでいるんではないだろうか。

地元福井にとっては、東京へ行くのは金沢回っても米原回ってもそれほど時間的には変わらないけど、金沢経由で行くと乗り換えなしで行けるのはありがたい話ですが、それ以上に先日発表されたリニア新幹線着工のニュースです。今の予定では2027年に東京名古屋間が開通するとのこと。2020年に金沢につながり、2023年に敦賀までつながるけど敦賀から名古屋まで在来線で乗り継げば、また名古屋回りで東京へ行く方が断然早くなってしまうことになります。

敦賀から先のルートはまで決まっていませんが、現時点では米原につないでも、東海道新幹線のダイヤが過密で米原乗り換えが必要となるらしいのですが、リニアの開通を考えると、東海道新幹線も本数が減るので、敦賀からはとりあえず米原につないだほうが、名古屋から福井金沢も直通となるし、大阪⇒米原⇒福井⇒金沢行というルートもできるし、第一金沢からも福井回りで新幹線で一気に名古屋まで行ってリニアに乗り継いだ方が、2時間以内で東京へも行けるようになるし、福井にとっては好都合という議論も出てくるのではと思います。

ちなみに、私は東京まで年に5,6回出かけますが、ここ10年近くはいつも小松からの飛行機です。JRを利用しない理由は、JR福井駅までは車で行かなければならず、(バスは時間がかかる)駅まで行くと駐車場を探して、また駅まで歩かなければなりません、また、米原での乗換も何だか移動が面倒なことです。その点小松まで高速で行って、空港前に車置いて飛行機に乗ったら1時間で羽田。行き先が新橋・日比谷周辺が多いので羽田に着いても不便を感じないのも飛行機を選ぶ理由かもしれません。

金沢~東京が繋がると、小松・羽田便はかなりお客が減ることが予想されますが、JALもANAも便数を減らさず、運賃を下げると発表しており、私にとっては北陸新幹線開通を歓迎しています。

いずれにせよ、福井が単なる通過点にならないよう、魅力ある都市つくり、地域つくりが急がれます。

と言って、早3年。(ここから2017年1月に記述)

北陸新幹線は金沢から敦賀までの事業費が出て、昨年あたりより買収による移転用地探しが活発化し、既に区画整理などでルートを確保していた所や、九頭竜川の橋梁工事などはすでにコンクリートの柱が見えだしました。買収が遅れているとの聞こえてくるものの、買収が終わったところから建物の解体が始まっていて、いよいよ2025年度開業に向け実際に形に見えるようになってきました。

また敦賀以西は小浜ルートに決定しましたが、この区間の着工はまだ決まっていません。

これで、あと8年で福井から新幹線で乗り換えなしで東京に行けることが現実となりますが、乗車時間は2時間50分の予定。開通前は最速で3時間25分だということで35分短縮されるということですが、こうなると小松から羽田便は、自宅からJRの駅までと小松空港までの位置関係で微妙な時間差になります。

私の場合はJR福井駅まで車で25分、小松空港まで高速で40分。駐車場の位置や料金となると小松の方が便利なのですが、どうなることでしょうか。一方、名古屋や大阪方面に行くには、敦賀での乗換が必要となりそれほどの短縮効果はなし。一番の効果を感じるのは、金沢や富山への移動が速くなることかも。そうなると、買物は金沢へ行く人が多くなりことも大いに考えれるけど、金沢に来た観光客も呼び込めるチャンスも得られることになるということ。都市間競争負けない街づくりが急がれるというのが結論かな。