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福井市の公共交通事情

福井は世帯当たりの自動車保有台数が日本でトップクラスで、建売住宅でも自動車置場が3台、4台あるのも珍しくありません。それだけ公共交通機関が発達していないのかも知れないませんが、バスや電車は走っていても、路線や運行時間がニーズに合ってないことも原因だと思われます。
3年ほど前から福井市内ではスマイルバスという100円均一の循環バスが市民主導で作られましたが、駅前を中心に色々と路線を研究した結果、かなりの乗降客が利用しているようです。しかしこのバスも3路線しか運行していませんので利用できるのは福井市内中心部の人だけで、少し郊外に離れるとやはり自家用車がないと不便を感じざるを得ないと思います。
また、公共の施設もバスや電車の路線を考えずに作られ、民間の大型店舗も自動車で便利な郊外ばかりに立ち並んだ結果、どうしても自家用車が必要な街になってしまっています。このような公共交通事情ですから、保育所や幼稚園への子供の送り迎えも自動車を使ったり、大学に入学するとお決まりのように自動車を買い与えることが当たり前のように考えられています。福井は夫婦の共稼ぎ率も特異的に高い数字となっていますが、この原因は旦那も奥さんも仕事のために自動車が必要なのか、自動車を買うために共稼ぎしなければならない経済事情なのか本末転倒しているようにさえ感じています。
このような事情で福井の賃貸マンションでは電車やバス停の近さが物件の決定要因になることよりも、駐車場が何台確保できるかの方が重要な決定要素となることが多いようです。
先日、坂川福井市長にお会いしたとき、福井市森田地区で進行中の区画整理事業が地価の下落で保留地の処分ができずに財政的にかなりの負担となりつつあることを伺い、解決策として私は、福井駅前から中央市場のエルパを通って森田地区から8号線の沿って丸岡までモノレールか世代型路面電車システム(LRV)を作ってはどうかと進言いたしました。(夢物語のようですが、思い付きではなくかなり前から私が考えていた構想なのです。)
森田地区へは北陸新幹線が計画中で、九頭竜川にも新しい橋が架かることを考えると、同時に地域の公共交通機関を敷設することで自家用車の要らない世帯がかなり増えそうにも考えられます。道路ばかり作ってきたこれまでの政策を転換し、できればこの路線が小松空港まで通じれば、次世代への経済効果は計り知れないのではないかと考えています。使われない地方空港や大きな釣堀(福井港)で600億も使ったのであれば、あの時代にこういうことも検討していればと思っている次第です。

2007/5/1