社長のブログ

建物の取壊しと丸岡の元気企業


弊社の近くの元々建築建具を作っていた鉄骨2階建の大きな工場が解体されました。建具工場としては規模も大きく重量鉄骨のタッパ(天井の高さ)が高い建物、15年ほど前から6年ほど前まで貸ビデオ屋さんに貸していたのですが、その後選挙事務所や短期の借り手しかいなくて、その後もテナント募集をしていましたが、遂に取り壊しを決意されたみたいです。



時を同じくして、国神神社の近くの縫製工場も取り壊していました。こちらもかなり以前に衣料品スーパーとして建てられた重量鉄骨でしたが、15年ほど前から縫製工場として使用してきた建物です。長い間借りていた縫製工場も廃業されたようで、借り手のいなくなった建物は維持費もかかるので取壊してしまうようです。


奇しくも同じ時期に同じような重量鉄骨建物が取り壊されていましたが、重量鉄骨建物は地震にも雪にも強く堅牢なのですが、建物が大きいため固定資産税も年間40~50万円になったものと思われます。これまで、賃貸物件として使ってきたのですが、これだけ大きい建物を借りようとすると賃料が月に約30万、借りているほうも余程の収益がないと借りれませんし、借り手が収益をうまく上げられるとなると、長く借りるくらいなら安くなった土地を買って自分で建物を立てたほうが長期的に得することで、長期間安定した借主を見つけられず、結局解体されるのだと思います。
ちなみに、弊社が入居者募集を委託された物件ではありませんので、私の推測も入っていますので間違っていたらご了承下さい。
話は横道にそれますが、重機を見るとこの解体工事は2件とも吉勝重建が請け負っていました。
この吉勝重建という会社は丸岡町に本社があるのですが、阪神大震災ではいち早く神戸に拠点を築き、その後も大躍進を続けている会社で、いまや解体工事完工高では全国でベストスリーに入ったとのコトです。
会社創立は昭和63年で、わずか20年の間に現社長一代でこれだけの会社に成長したのですが、思い切った処理場の増開設と時機に応じた人事と営業所の展開など、すばらしい経営手腕には見習うことがいっぱいです。