頑張れドラゴンズ

首位奪還→単独首位

我が中日ドラゴンズはお蔭様で5月に奪われた首位の座をようやく奪還しましたね。
でも冷静に状況を見てみると、ドラゴンズも先発陣は川上、朝倉、小笠原、中田が何とかローテは守っているものの絶対的な信頼はなく、昌、佐藤充、浅尾は2軍にいる状態、野手陣も荒木がコケ、李ビョンギョンもまだ居たの?って感じ、福留も最近離脱しチームはまだまだ絶好調とはいえない状態なのです。こんなガタガタの状態で何で首位にいるのか不思議なくらいなのですが、野球は6チームが一斉に戦うのではなく、1試合ごとに1チームずつ戦って相手が弱ければ勝てるゲームなので、中日が強かったのではなく相手が弱かったと言うことなのだと思います。
対する巨人は若手中心に首位を走り出して投手陣が揃っていて中日とは最大5ゲーム差もつけられたのですが、交流戦後の6月末から昨日までナント5勝12敗、ここ10試合は2勝8敗、全く目を覆いたくなるような惨敗劇が続きました。とにもかくにも首位に立ったのはうれしいことなのですが、この間中日とは1試合もしていないので、巨人は中日を除く4チームに引き摺り下ろされ、交流戦後8勝6敗の中日が自然と浮き上がって首位になったという感じです。ですから、7月最初に上位5チームのゲーム差が14ゲームあったのが、今は9.5ゲーム差の混戦になったということなのです。
実は昨年も巨人は、5月の連休明けから40日間で貯金12が借金12へズルって一発でそれもあっけなく転げていったチームなんですね。なぜか原監督になってからこの連敗癖が非常に目立つようになってきましたが、原因は監督の采配と昨年は李スンヨブ、今年は阿部みたいな気がします。
5月に私はある巨人ファンに「巨人は阿部が調子を落とせば順位も必ず落ちてくるハズ」って、言っていたのですが、李スンヨブ、高橋由伸が離脱したのと同時に阿部が調子を落として、昨年と同じように連敗が始まりました。
長いシーズンを戦っていると、勝敗の中心となる選手(ヒーロー)が絶えず変わりバンコに出てくるチームは連敗も少ないのですが、同じヒーローが連日続くと、その選手がこけたときにチーム全体が落ち込んで連敗する要因になる気がします。今年の巨人も阿部が選手会長で、捕手でその上調子を上げて4番、チームの大黒柱なのには間違いないのですが、あまりにも肩の荷が重すぎます。その上、巨人は選手の入れ替えが多かった分、チーム内の中堅どころが少ない気がします。ちょうど30歳くらいで若手とベテランを繋ぐ、中日でいうと井端、森野クラスの選手がいない、木村拓也くらいが上下を繋ぎたいけど自分のことで必死だし、二岡がその役にピッタシなんだけど、谷も小笠原もベテランで外様が多くてどうもムードメーカーになれないみたいで、これが連敗の原因のような気がしますね。
その点、横浜は怖いですね。勢いに乗って怖いチームは今年は横浜ですね。(吉村はいいね)阪神はいずれJFKと共倒れ、3年経っても同じレギュラーじゃ勝てるはずがない。(林イスケはすごいが監督が…)ヤクルトも先発投手陣が崩れると後がいない。(でも館山はよくなった)。
そういう意味で中日が首位のままシーズンを終えることはまだ微妙だけど、やっぱり選手層の厚さと監督采配を含めたチーム力では一番かなって思っています。ただ、今年のクライマックスシリーズとかが曲者で、短期決戦に弱い中日としては勢いで勝っていく横浜、阪神には落ちて欲しいのが本音です。