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大地震の際の連絡方法 1

大地震など大災害発生時は、安否確認、見舞、問合せなどの電話が爆発的に増加し、電話がつながり難い状況(電話ふくそう)が1日~数日間続きます。先の阪神・淡路大震災では、電話ふくそうが5日間も続いたそうです。前回の能登沖も今回の柏崎でも同じように電話が繋がりにくくなったことが報告されています。
携帯で何度掛けても繋がらないうちに、電池が切れ、充電しようと思ったら、電気は停電。こうなると外部との連絡が全く取れなくなります

実家の家族の方と離れて生活している学生や、単身赴任の方が住んでいる地域で大災害が発生し(もしくはその逆のパターンで)、このように電話が繋がらなくなった場合、実家の家族の心配はつのる一方になることは容易に想像できます。
このような場合の連絡方法として全国どこからでも被災時の人の伝言が聞けるNTTの災害用伝言ダイヤルが注目されています。
このシステムの使い方は。
1、被災地に住む人が171へダイヤル。
2、自分(被災地に住む人)の電話番号をプッシュ(登録)。
3、被災地に住む人が自分の声で伝言を録音する。(無事で○○体育館に避難しています。)。
4、心配する家族が171へダイヤル。
5、被災地に住む人の電話番号(登録番号)をプッシュ。
6、被災地に住む人の声を聞く。
このように利用は簡単なのですが、以下のような欠点もあります。。
1、録音する側とそれを聞く側がこのシステムの利用を前もって取り決めしておくこと。。
2、災害発生時は被災地側からの録音をしなければ誰も聞くことができない。。

ですから、平穏な時に「何かあった時は171に電話して、お互いの携帯番号で伝言を入れること」を確認しておくことが非常に大事なこととなります。
当社では災害発生時に本社電話番号0776―66―3566に、この災害用伝言をできるだけ早く録音するように心がけて参りたいと思っています。
試しに8月30日から始まる防災週間でこの171のテスト使用ができるとのことですので、遠く離れている家族や親戚がおられる方は一度試されてはいかがでしょうか。(通常時は使えない)
詳しくは
NTT西日本 災害用伝言ダイヤル
他にインターネットを利用した災害情報の受発信もできるようですが、実際に災害に遭ったときにパソコンではWeb環境や電源の問題があるので、これも携帯電話を利用することとなると思われますが、いずれも情報を発信する人と受信する人が緊急時の対処法を前もって取り決めしておくことが一番肝心であるようです。