社長のブログ

あぁ~~ 夏祭り! ゑびす神社祭礼

私の会社のすぐ目の路地を入った所に小さな祠(ほこら)があるのですが、実はこれが「室町ゑびす神社」です。
「ゑびす神社」と呼ばれるものは各地にもあるらしいのですが、有名なのは西宮、今宮、そして京都にもあるとのこと。我が室町ゑびす神社は、昭和30年頃にかの「商売繁盛 笹もってこい!」で有名な兵庫県の西宮のゑびす神社に正式に、申し出て建てられた由緒正しい神社なのですが、その経緯を聞くと意外に面白い逸話が隠されていました。
昭和30年当時といえば、この辺りも丸岡中で一番にぎやかな通りで、八百屋、薬屋。米屋、自転車屋、家具屋、衣料品屋、金物屋、下駄屋、傘屋、銀行、電気屋、お菓子屋、銭湯、食堂などなど日用品はすべてそろうほどのお店が軒を連ねていました。(当時の我が家は電気屋さんでした。)
町内は細幅織物が好調で景気も良く、うちの前に街頭テレビには夕方ともなれば、やんやの人盛りになっていたことを思い出します。まさに映画「3丁目の夕日」の時代でした。

そういう時代でしたから、商店街の若旦那衆の中にもやたら元気の良い店主連中がいたのは不思議でないのですが、少し田舎へ行った小さな集落にも神社があって、毎年夏祭りがあるのに、立派な商店街で祭りがないのは寂しい、とでも思ったのでしょう、祭りなら神社が必要だ、とひらめいたまでは良かったのですが、町内会や商店街に何の相談もなく仲良し4人位が勝手に西宮に行ってゑびす神社の建立の許可?を取って来てしまい、費用もその4人で出し合って建立しまったとのことなのです。
今では町内会でこのゑびす神社を維持していますが、なにやら良き時代のエピソードでした。

ゑびす神社祭りは毎年8月10日でしたが、商店街も寂れてサラリーマンが多くなり、平日に当たると祭りの準備をする人がいないため、10年ほど前より直前の土曜日に変更され、今年は4日に開催されました。
子供たちも最初は神輿を担いでいたのですが、町内一周に近づくとさすがに疲れてしまい、子供が少なく上げているのは青年会の皆さん、といっても40歳の青年会員がいます。(70近い人でも壮年会もいますが)うちの前でも神輿が上げてもらいました。



そういえば若かりし頃の私、チューブの前田に似ているっていわれていた時期がありました。
それじゃということで、暑い夏のカラオケでは「あぁ~夏休み プルプルベイビィ~~」
なんて歌っていたのですが、今じゃ言葉がついていけなくなってしまいました。

子供や爺ちゃんたちがトボトボと神輿の後を付いて、一風寂しげな子ども神輿でした。