社長のブログ

言葉の大事さ 難しさ

今回は例はNTTさんなのですが、天下のNTTでさえも、こういうミスが多いということで話題としました。NTTさんには申し訳ないのですが、NTT関係の人が見られていましたらどうぞご寛容によろしく。

クリックすると大きく見えるのですが、ある中古住宅にNTTの光回線が利用可能かネットで調べようとしたら、このような画面が出てきました。


「現在ご指定の住所ではフレッツ光をご利用できません」
そうか、少し郊外に行くとまだ光は利用できないんだ。と一旦は納得。
ところが、良くよく読むと、中ほどの枠の中に「フレッツ 光ネクスト ファミリーハイスピードタイプでうけたまわります。」と書いてあるから、私の頭は混乱したのです。
フレッツ光は利用できないけど、光ネクストなら利用できるのかと…
それならば、「光ネクスト」とは何ぞや?ってことになるのは自然ですよね。

何故こういう勘違いが生まれるのかを良く良く考えると、上の文章を作った人は、毎日、フレッツ光や光ネクストという言葉の中で仕事をされているのでしょう。光が利用できるようになれば、是非光ネクストを利用してください、と言いたかったのだと思います。
ところがどっこい、初めてこのサイトを見た私にとっては、光ネクストって言葉も知らなかったのですから、こういう勘違いが出てくるのです。要は、自分達で「光ネクスト」とは、こういう仕組みでつなぐ回線なのですよ、っていう造語の定義を知らせていないのです。その定義をしないまま、光ネクストは安くて早くていいですよ、ってばかり強調してしまうので、フレッツ光は利用できないけど、また別物の光ネクストって言うのが利用できるんだ、って理解してしまうのです。
こういう言葉の定義が面倒だったら、「光ネクスト…でうけたまわります」ではなくて「フレッツ光が利用できるようになれば」てな補足をこの文章の前に入れておけば、私のような勘違いは少なくなると思います。
肝心な点は、自分達で作った造語をしっかり定義する説明をいれることと、勘違いさせないよう日本語をやたらに省略するな、ってことです。