社長のブログ

「公共交通機関をご利用下さい」って言っても…

2年ぶりの福井でのプロ野球公式戦ですが、巨人対横浜ということで、中日ファンの私にはあまり興味なかったのですが、良い席が余っているからと友人からの急遽、誘いがあって、夕方より県営球場へ出かけることしました。
福井県営球場周辺は例年、プロ野球開催時は自家用車であふれるので、CMどおり、公共交通機関で球場へ行こうと、駅前のバス停に向かいましたが、球場直行は運行されておらず、どの路線に乗車するのかの表示もなく、看板を調べてようやく運動公園行きの乗車口を探しました。

バス停付近には、野球観戦の格好をした人を見かけましたが、運動公園行きは2系統あって、ベル・花堂経由が早いのか、有楽町経由が早いのかわからず、私はベル経由を一本見送って、待つこと15分、ようやく有楽町経由に乗りましたが、各停留所に止まる通常運行の路線バスで、しかも球場近くへ来て大渋滞、野球場が見えていてもなかなか降りられずイライラしました。
球場が見えてきたので、ある乗客が、球場へはどこで降りれば近いのか、運転手に聞くと、「福新町二丁目が近いと思いますが…」と少々頼りない答え。球場の照明も見えることと、運転手の頼りない返事?が原因で、福新町二丁目よりも4つも前の「運動公園北口」で早々と降りる人も出てきて、再度運転手に聞くと、「ここで降りて橋を渡れば行けますが、福新町で降りたほうが近いと思いますよ」とのこと。
私は結局、運転手の言われるまま、福新町2丁目で降りて歩きましたが、停留所周辺は乗用車が一杯あって、やっぱり自家用車で来たほうが近く感じで、帰ってから確認すると、内野席1塁側に行くには、「運動公園北口」で降りて歩いたほうが、若干早く着くことがわかりました。
「公共交通機関をご利用下さい」と公言するならば、やはり便利さと速さも当然のことながら、乗客に対する案内や便利さも必要ではないでしょうか。
公共交通利用に誘導するには、やはり、福井駅からシャットルバスで、運動公園正面へのピストン運行を行い、球場周辺はバスを優先通行させるくらい徹底し、一方で乗用車利用や駐車場を規制すれば、多くの人が自家用車よりもバスの方が便利で早いと思い、来年からはバスで来よう思うようになるが、路線バスだけ走らせておいて、しかも乗務員に何も教育いないまま、「公共交通機関をご利用下さい」って言うのは、少し無責任のような気がして腹が立ちました。
結局、球場に着いたのは福井駅近くに車を置いて、1時間以上経ってから。これじゃ、駐車場探しでウロウロしたとしても来年はやっぱり自家用車で行こうか、ってなっちゃいますよね。