不動産取引のお役立ち情報

賃貸マンションを探すときのポイント

管理会社の管理体制

賃貸マンションに住んでいて、夜帰ったらマンションの鍵をどこかへ落として部屋に入れないとか、水が出ない、お湯が出ない、電気がつかないなど設備の故障は日頃の点検をしていても起こりうるトラブルです。それも往々として朝出る部屋を出るときは問題ないのですが、夜、部屋に帰ると発見するのが多いトラブルです。

私の友人が借りているマンションでも水が出ないトラブルが発生しましたが、気が付いたのは夜の8時過ぎ。テレビコマーシャルしている大手の住宅メーカー系列の管理会社へさっそく電話してみたら、「只今大変電話が込み合っています。しばらくお待ちになるかそのままお待ちください。」という自動音声が流れて、しばらく待っていたのですがこのコメントが5回程ながれて約6分ほど待たされた挙句、電話が一方的に切れてしまったとのこと。その後も数回電話したけど同じように待たされて切れで、最後には電話した本人の堪忍袋が切れてしまった!とのことでした。

ちなみに、福井の地元の大手管理会社の電話も営業時間以外は全くつながらないところや、留守番電話になっているところもあります。入居者はどんなトラブルが発生しても翌日まで待たなければならないようです。

弊社の会社代表電話は営業時間が終わると、社長の携帯電話に転送されています。実はこれは意外と大変な業務なのです。一番怖いのが落雷の時期。雷は直接落ちない場合でも近くに落ちた時に地電流が流れ、水道をタンクにためるポンプのブレーカーが落ち、タンクの水がなくなる夜の11時以降になって水が出なくなることが多いのです。そのほか、鍵を落として部屋に入れないトラブルも増えています。

鍵の紛失、部屋内の突然の水漏れ、ガラス破損は保険会社が24時間対応しており、保険会社から手配して対処しますが、他にどのようなトラブルが起きてもまずは24時間管理会社に電話がつながるような物件を選ぶのも大事なことだと思います。

家賃以外の経費

鍵の取替料、抗菌処理、町内会に入らないのに町内会費、他にその管理会社の入居者会の入会金などなど、手を変え品を変え色々な経費を追加されるマンションもあります。必要がなければ入らない、部屋を貸すのに安心できる鍵を用意するのは、当然、家主の負担ですし、ばい菌のいない清潔な部屋を最初に提供するのも家主の義務です。それも殺菌ではなく抗菌処理ってことは、新たな入居者がばい菌を持ち込むのを防ぐためなのでしょうか。町内会費も町内会に入る人だけ、直接支払えばよいことです。それを認めないのなら、この部屋は貸すことができないというのであれば、すっきり断る勇気も必要です。

入居時には傷や汚れを写真にとって管理会社の確認を

部屋を借りるときから傷があったのに、退去時にその修理費を請求されたというトラブルもかなりあると聞いています。入居時に確認して、写真を撮って、それを管理会社に確認してもらっておくことが重要です。写真だけ取っておいても、いつとったかが問題ですので、必ず入居後数日間のうちに確認してもらうことを忘れないでください。

弊社では、入居時確認書という書類を入居者に記載してもらって入居時の状況を確認していただいております。