よもやま話/社長のブログ

住宅を買うということ

「タイミング」

普通の人なら一生のうちで、住宅を建てたり買ったりすることは1度きりのことと思いますが、その一度きりになることをあまり深く思いつめ過ぎるると住宅を建てることも買うこともできなくなります。良くあるケースが、ご主人が長男で実家の両親は大きな敷地に立派な住宅を構えているという場合です。いずれ両親と同居することを考えて、仕事場に近い便利な所に賃貸住宅を借りて住んでいくうちに、新婚時代はやっぱり2人だけの生活が気軽だし、子供ができて賃貸では狭く感じ始めても、実家の両親はまだまだ元気だし、あえてちょっと不便な実家に家を建て替えするのも気が引けているうちに、気が付いたら、あれれ、子供も大きくなり、学校を転校させられなくなり、実家に帰るタイミングを失ってしまうケースです。

こういうタイプの人は、家を建てたら一生涯そこに住まう意識が強く、一旦建てた家は手放すことはできないと思い込んでいる人に多いようです。子供ができたら、できるだけ早めに便利な所に家を建てて、子供が大きくなったらその家を売却して実家に帰れば、約20年は快適な暮らしができるのです。要は「20年たったら売却すればよい」のです。最初は、多少住宅ローンがきついかも知れませんが、無理な住宅ローンは金融機関もチェックしますし、一生懸命働けば若いうちは何とかなります。20年たったら、苦労して買った土地や建物はかなり安くなるかもしれませんが、ローンの残金より高く売れれば結局賃貸で支払った家賃よりも得になるケースが多いようです。

こういうことがいえるのは、まずはローン金利が史上最低になっていること。ローンを組んで10年間受けられるローン控除もかなり負担を軽減しすること。そして土地の値段が下がるところまで下がってきたことが要因です。先日も、平成2年生まれ、25歳の方が土地を買ってすぐに住宅を建てられました。若すぎることはありません。是非、タイミングを逃さないように考えてみてください。

「寝耳に水」

こんなことを考えていたら、先日、東京へ行っている長男息子(28歳)から電話があって「賃貸は高いし狭いので、一戸建て住宅を買いたい」と突然電話がかかってきました。実は、1年半前に結婚した嫁さんと相談しながら、半年前から物件を探し始めていて、今回希望に合う物件が見つかったという。場所は品川、ナント土地は坪180万円約20坪弱、その上に住宅を建てるとのこと。狭いけど親父が会社で分譲用に買った400坪より高いじゃねーか。

色々聞いてみると、やはり住宅ローン金利が都市銀行で、変動だと0.6%台、長期固定でも2%以下で出回っていること。住宅ローン減税により共稼ぎの嫁さんとうまく借入すればかなりの恩恵を受けること。さらに今住んでいる賃貸が狭くて高くて住心地が良くないこと。そして今東京はオリンピックに向けてドンドン地価も建築費も値上がりしていることだという。(これは、実際知人の東京の業者に聞いても同じことを言っていた。)もう一点、「狭くなったら売ればいいじゃん」。そう、その通りなのです。

「20年後に売れる住宅」

では、今建てた住宅は20年経ってもすぐに売れるのかというと、そこは疑問です。これから先、人口は減るし、空き家はますます増えていきますが、20年後にでも売れる住宅でなければ、前述した話は根底から覆ってしまいます。そこで私が勧める今建てる住宅は、まずは土地です。形が整っていて、できれば日当たりが確保できる土地で、福井ならやはり50~60坪あること。間口や道路が狭かったりすると売りつらいのは今も将来も同じです、今は安く買えても将来は安くても売れません。(「安くても売れない」土地や建物が多くなるのです。)そして建物はあまりデザインに凝りすぎない、建築費が高すぎない平凡な4LDKです。立派な材料を使って建てても20年経過すれば価値は一般的な材料の家とそれほど差異は出てこないと思われます。間取りも特殊なものは避けて、設備も20年経つとほとんどが旧式になりますからそれほど高い物を使わず、木造で躯体だけはしっかりした材料の建物、つまり20年間、快適に住むことができて、20年後はお風呂やキッチンの設備を取り換えればまだ住める住宅であればよいと思います。

 

 

 

2015/4/21