社長のブログ

年末の東京遊覧

新年が明けて早18日、昨日は14年前阪神大震災のあった日、震度3くらいでしたが福井でもすごく長い時間揺れていた記憶があります。当時青年会議所の会頭のご子息がこの地震で亡くなられたのですが、あの年の10月の全国大会で、自分の不幸にも立ち向かいつつ、会頭としての責務を果たされた話を切々と語られ、私を含め同じような年齢の息子を持っていた同士が嫋々と涙したことを思い出しました。
我が家の愚息たちはそんな災害にあうことも無く、今は東京で悠々自適?なマンション暮らし、どんな生活をしているのか見たい気持ちとたまには仕事を忘れて東京で憂さ晴らしをしたいこともあって、年末にまた一人で東京に行ってきました。
東京へは例によって4回目の車検を受けこうなったら動かなくなるまで乗り潰そうと決めたML320で行ってきました。コースはこれまたいつもと同じ、夕刻に福井を出て山梨、石和温泉の石和健康ランド(サウナ)へ12時過ぎに到着、ETCの深夜割引で高速代金半額。サウナに入って深夜4時まで営業の健康ランド内にある居酒屋でビールと焼酎を喰らって、早朝に起きて東京を目指す日程。眠たくなる時の寝て朝いつものように起きるパターンは一人で車を運転しても疲れが溜まらず快適なのです。
もう一つ、私が長距離を車で移動しても疲れない秘訣は、この車についているオートクルーズをほとんど全行程で使っていること。時速110キロ位に速度を設定すると、あとはハンドル操作のみ。右足はアクセルから開放され、余計な神経を使わない分、1日500キロくらい走ってもそれほど疲れないのです。
石和温泉に行くためには甲府昭和インターで下りるのですが、この日は順調に走りすぎて時間は、まだ11時40分、急遽一つ前のサービスエリアで時間をつぶして12時過ぎにETCを通過、実は高速道路で早く走ることはネズミ捕りを気にしなければいくらでも走れるのですが、時間をかけてゆっくり走ることはとても難しいというより危険で、深夜80キロくらいでゆっくり走っていると後ろから迫ってくる大型トラックが怖くて、サービスエリアでボケーとしているしかありません。
無事、石和健康ランドに近づくと後ろの山に丸く明かりがついていました。窓を開けてよく見るとそれは京都の大文字焼き見たいな火の手でした。早速、健康ランドに入って、「今日は何かのお祭りですか?」と聞いてみたら、「あ~ あれは山火事です」
「えーーっ 山火事!!! 火の手がふもとまでは迫ってこないのですか?」って聞いたら、3年ほど前にもありましたが、下草が燃えているだけでそれほど大きな火事にはならないので大丈夫ですよ」とのこと。カルフォルニアの山火事見たいに、住宅が次々と猛火に包まれるのが山火事のイメージだったので、山火事の麓で寝れるのか心配でしたが、焼酎飲んだらぐっすりと寝込んでしまいました。

翌朝、山火事の消火活動でヘリコプターが飛び回る音で目が覚めました。初めて見る山火事でしたが、
もともと禿山に近い山なので、それほど火の手は高く上がらず、白い煙だけが立ち昇っていました。その火元に向かってヘリコプターから消化剤?がまかれるのですが、次々と飛んでくるヘリコプターがホバリングして、ドバーっと消化剤をまく様子にはしばらく見入ってしまいました。


これは全国ニュースかなと思ったら、東京では全くそのニュースはなく、少しがっかりしましたが、愚息の住んでいる近くの居酒屋でのんびり憂さ晴らしをして、30日に帰ろうと思っていましたが、愚息たちの母校、丸岡高校のサッカー部が出場する全国大会の会場が近いことがわかり、急遽大晦日まで滞在延長し31日は浦和駒場スタジアムへ行ってきました。
前半は押し気味に試合を進めていた丸岡でしたが、結局無得点で前半終了。後半に入りゴール前の混戦から得点し1対0。(写真は先制して喜ぶ丸岡イレブン)
これは勝てるかと思いましたが、そのあと決定的得点のチャンスにシュートがゴールポストに当たり得点できなかった場面から流れが、相手の日大長崎へ、ディフェンスが気を緩めたわけでもないのでしょうが、それまでよく守ってきたのに相手ストライカーがノーマークとなり立て続けに2失点。結局1-2で敗戦。息子は去年教育実習で教えた生徒もいるので最後に選手にあって帰りたかったようですが、その日のうち、その年の内には家に帰りたかったので、後ろ髪を引かれる思いで浦和から福井に戻ってきました。


浦和からは首都高で池袋に、タンクローリーが激突して長い間通行止めだった中央環状線で池袋から西新宿へ、そこからは「右に見える競馬場 左はビール工場」のハイファイセットでおなじみ(フルッ)の中央高速で福井に戻ってきました。それにしても池袋から新宿までほとんどが地下トンネルの中央環状線は早くて便利。これができるまでは、日本武道館近くの竹橋JCTまで出て、環状線で三宅橋からまた外に向かうルートで混んでいると1時間近くもかかっていたのに、池袋から地下に入って10分くらいで新宿の高層ビルの合間から地上に出ると、近未来都市に出てきたような錯覚を感じました。
というわけで、大晦日の10時には無事丸岡着。4日まで正月休みでフル充電完了。とはいえ業界は前途多難、先行き不透明というより、真っ暗。頑張るしかない平成21年を迎えました。