社長のブログ

おかしな天気

雪のない暖かな冬が続いています。

いつもの年なら、少なくても田んぼには雪が残っている時期ですが、今年は田んぼどころか、竹田の山にも雪が見られません。会社の屋上から東の山を眺めてみると、さすがに丈競山(たけくらべ)は白く雪化粧していますが、真っ白ではなく暖かい冬が感じられます。



こんな天気なので2月でも埋立工事を始めてしまいました。
土地の埋立には、細かい山砂で全部埋めてしまうよりも、山ズリといって土や石の塊が混じっている土で埋めた後、表面の15~20cmを山砂で埋めた方が、土地の水はけも固まりも良いと言われています。この山ズリは竹田の手前の山を切り崩して持ってくることが多いのですが、雪があるとドロ状になってしまうので運搬ができず、2月に田んぼを埋立するのは難しいのですが、今年は2月でも運び出すことができ、埋立もできてしまいました。<hr>

これが「ズリ」と言われる、石混じりの土。埋めた後にダンプが入ってもタイヤが埋まりません。


しかし、埋め立てたあとにすぐに家を建てるとなるとやはり地盤が弱くないか心配です。昔は一冬そのままにして土が締まってから建てるべきだと言われていました。
今は地盤調査を行い必要となると地盤改良といって、地面を堅くする工事も行なわれるようになりました。地盤が弱くて一番怖いのは全体的に沈下するのではなく、土地の一部だけが沈み込む、不等沈下と言われる現象です。
この土地はすでに買主が決まっていますが当分の間は家を建てないので、これから自然に締まっていくことを望むだけです。