社長のブログ

エレファンツ前田 オリックスから指名

福井ミラクルエレファンツの前田祐二投手がオリックスバファローズより見事4位指名を受けました。登録選手としての指名ですから、喜びも一入でしょう。

これは、今年の7月11日、福井県営球場で石川ミリオンスターズのエース南投手との投げ合いを制して、見事完投勝利を挙げたときの試合後の写真。少し線が細いのですが、今年はBCリーグでの奪三振王にもなっただけあって緩急織り交ぜ、コントロールで打者を追い込み、最後はズバッと膝元低めに決めるピッチングが持ち味です。


これで福井ミラクルエレファンツは創設後、BCリーグで唯一、2年連続でNPBに選手を送り込むチームとなりました。チームは今のところ弱いけど、何かエレファンツに入ればNPBへの道が開けるといった伝統ができるのが楽しみになってきました。
ただ、NPBのプロ野球選手になるためには、実力もともかく、運もすごく大事です。プロ野球チームにも選手登録枠の制限があって、戦力的に補強が必要な時期とポジションに空きがあって、そのタイミングで高校や大学を卒業しなければ、ドラフトにはかかりません。前田選手はその強運にも恵まれましたが、1軍で投げるには今度は実力です。是非、来年の活躍を期待したいものです。
一方、チームを去る選手もいます。

チーム1年目から韓国から来た、ソン・ジョンソン。韓国のビビンバの発祥地、全州(キョンジュ)から来てましたが、今年でお別れです。2年間同じ韓国から来たソ・グァンユン投手も退団です。2年間慣れない土地で頑張りました。ご苦労様でした。(目つむちゃってます。ごめんなさい)



あと、大学卒業後、銀行まで就職しながらプロ野球選手の夢を捨てきれずに、石川ミリオンスターズに入団後、その後昨年から福井ミラクルエレファンツに入団した、笹村浩介選手。
投手での登録でしたが、昨年は野手として、内野を守っていましたが、今年はまた投手として復活。昨年までは上半身と腕に力の入った投球でしたが、今年は下半身もしっかり使って、腕が背中の後ろから出てくるような投球フォームになり、見事3勝を上げました。


身体能力が高くて守備もうまく、投手でも成績を上げながら、BCリーグはDHなので投手は打席には立たないのですが、今年も野手として44打席も打席に立ちました。それも、スイッチヒッターになっていたことには驚いたものです。
最高の思い出は何といっても、昨年7月の富山戦、3点差で迎えた9回裏、同点まで追いつき2アウト1塁から、右バッターボックスに入った笹村が執念でライト横にサヨナラ3塁打を放ったシーンです。秋田県出身でしたが、親元とは勘当同然で出てきたようですが、こいつの根性だったらどこへ就職しても即戦力になるパワーを持っていると思います。さよなら、サッサン!