東京マラソン
28日の日曜日、久々に東京で昨年就職した長男より携帯電話が鳴った。
昨年春に東京で就職した長男は、就職後、一人で沖縄の波照間島やベトナムへ遊びに行ったりするなど、なんとも優雅な都会での一人暮らしを満喫している様子だ。5年前に大学進学で東京に一人送り出した頃は、毎日チャント食事しているかどうかまで気になっていたが、1年も経つと親もようやく子離れしたのか、息子から私に電話がかかることはほとんどなく、連絡あるのは何か困った時だろうくらいに思えるようになっているので、日曜の電話に何事かと思ったら、「今、13キロを過ぎて品川にむけて走っている。」と息を弾まして元気な声が聞こえてきた。
そうだった。今日は東京マラソン。8.9倍の難関?の抽選に受かって、フルマラソンに出場するとか正月に言っていたことを思い出した。学生時代は親父に似て少し肥満気味だったが、大学に行って年々体重が落ちて、太っているどころかどちらかと言うとスリムな体型にはなっていたが、いきなりフルマラソンに出るとのことだった。
「あんまり無理スンナよ」と電話を切ったが、マラソンを走っている最中に携帯をかけてるのだから、まぁ精神的にも肉体的にも健康で楽しんでいるんだろうと思うしかない。冷静になってネットで、コースを確認すると、新宿、都庁前を9時にスタートして電話があったのが11時過ぎ、品川の手前13キロ地点を走っているとのことだったが、2時間で13キロ。このペースだと4時間で26キロ、6時間でもゴールできないが、制限時間は7時間。どうもこの制限時間内で完走を目指していることが伺える。
チリ大地震で東京湾への津波到達が2時30分頃。このペースで走ると、まだ銀座から築地周辺を走っていることになるが、大丈夫だろうか。やっぱり何かと心配なってしまう親心は健在だった。
愚息の初マラソンの結果は、またこのあとに…(2/28 11:50)
4時までに無事完走すれば、もう一度電話がかかるだろうと思っていたら、3時前に再び息子から携帯が鳴りました。
「ついにリタイヤか、何キロ走ったのかな」と思いつつ、電話を受けると「完走したよ!5時間12分…で完走した」とのこと。体は歩くのがやっととの状態らしいが、声を聞く限り走りきった充実感が感じられた。「しっかり栄養補給してゆっくり休めよ」と言って電話を切ったが、初マラソンで5時間ちょっとなら、たいしたものだ、と私までうれしくなった。
今度、写真を送ってきたら、またここで紹介させていただきますが、今日は久々に親バカになった一日でした。…(2/28 16:50)
2日過ぎて、改めて東京マラソン関連のサイトを見てみると、出場者のみならずボランティア、見学者などへのホスピタリティと、近代的市民マラソンの取り組み方に驚いた。
まず出場選手はタイム計測用のチップを体に付けて走ることにより、インターネットで自分の記録がネットで確認できるようになっている。それも、5キロごとのスプリットタイムも出ていて、今後のトレーニングなどにもすごい励みになると思われる。
ちなみにうちの息子は
Point Split ラップLap 通過時間Time
5km 00:48:37 09:58:37
10km 01:20:39 0:32:02 10:30:39
15km 01:53:20 0:32:41 11:03:20
20km 02:26:52 0:33:32 11:36:52
25km 03:03:50 0:36:58 12:13:50
30km 03:42:57 0:39:07 12:52:57
35km 04:23:37 0:40:40 13:33:37
40km 05:02:40 0:39:03 14:12:40
Finish 05:17:49 0:15:09 14:27:49
そして、ゼッケンナンバーを入れれば、参加者3万人全員の記録が閲覧できる
その上、ゴールシーンまで映像で見ることもできる。
そのサイトはコチラ
息子のゴールタイム5時間17分49秒を入力して、右手のゴールの「PLAY」を押すと、少し見づらいですがしばらくしてガチャピンのぬいぐるみを着て走ってくる様子が見れました。
ゴール後の記念写真をゲット。
何でガチャピンなのか、それは親でもわからない謎ですが、寒さ対策には良かったのかも…
(3/1 08:50 加筆)
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