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福井県立大・福大医学部 どこが便利?

2010-03 マイワタリ 福井市内眺望 (3)

福井市内から九頭竜川を渡ると、左に見えるのが「マンション マイワタリ」、その奥に見えるのが福井県立大キャンバスです。ご覧のとおり、田園地帯の真ん中にあります。遠く東には白山連峰が臨め、九頭竜川、五領川の流域に広がる緑豊かな環境ですが、自家用車を持たずに徒歩や自転車で学校に通う場合、学校から遠い場所のマンションを選ぶと天候が悪い福井ではかなりの忍耐が必要になります。そこで、免許もなく、車も持たない学生が一人で住むには、まずは学校が近いことが最優先されるべきと思われます。(学校が近いと授業の帰りにたまり場になる、と心配ですが、これは本人次第だと思います。)

マンションやアパートの数は?

大学や専門学校が集まり始めた90年代はアパート、マンションの数も数が足りない年もありましたが、2000年頃より学生用の大小、アパート、マンションが次々に建ちました。そして、ここに来て県外出身者がかなり減少していることもあり、部屋の絶対数はかなり充足している状況が続いています。

結局、どこが便利?

県立大学・福井大学医学部周辺にはかなりのアパートマンションが建っていますが、大きく分けて、3箇所に集中しています。


A地区は、大型ショッピングセンターや大型家電、家具、ドラッグストア等が立ち並んでいる大和田地区です。便利は良いのですが、福井県立大学まで自転車でいくら早くても20分かかり、雨や雪が多い福井では学校へ行きたくなくなってしまうかも知れません。それと、単身者用マンションは数少なく、商業店舗も多いため、競争率が高い地域です。
C地区は学校から近いのですが、コンビニ・バス停などが学校とは逆方向になります。周辺は農村集落で静かで勉強にはもってこいですが、冬場など五領川を渡るのがかなり辛いと思います。特に女子学生には夜間など暗いところもあり、あまりお勧めではありません。
D地区は、旧松岡町内で、えちぜん鉄道という電車が通っており、福井市内に行くのは便利ですが、ここも学校から遠くて、交通手段が徒歩か自転車の場合はかなり不便です。
これらを総合するとやはり、学校周辺の青のB地区は、学校・コンビニへも徒歩圏内で医科大学病院向かいにスーパーや、たまに天気の良いときにはA地区まで自転車で行けば、買物もできますので、学生さんにはこの地区がお勧めです。学校が近いと授業の帰りにたまり場になる心配ですが、皆んなが学校から近いところに集まっているので、それも心配ないかも知れません。

便利とはいえない公共交通
この地域のみならず、福井県は1世帯当たりの車の自家用車保有台数も日本一で、通勤のみならず、スーパーへの買物もみんな車を使うのが普通になっている土地柄ですから、公共交通はどこへ行くにもかなり不便ですが、大学周辺へも福井駅前からのバスの便は、1時間に往復ほぼ1、2便でも月額定期8,000円、電車(えちぜん鉄道)を利用しても、県立大に一番近い越前島橋駅は九頭竜川を渡って約2kmあり、学生はほとんどが大学から徒歩圏内に立地するアパート・マンションを借りて生活している現状のようです。

下宿している学生の日常は?
2018年現在、大学周辺にはコンビニが2店舗に、医科大学病院近くにスーパーが2店舗あり、橋を渡らずとも日常の買物ができます。
ただし、入居直後は車を持たない学生が大半ですので自転車での利用になり、大きい物や重い物は苦労されるのでネット通販を利用するのが良いでしょう。
また、大学の食堂を利用したり、売店にもカップ麺、おにぎりに日用品等売っています。
その他、家具家電や衣料品は、県立大学より自転車で約20分、車で約5分かかりますが、県立大学から福井市内へ向かう8号線大和田地区が大変便利です。この地域にはユニーグループのアピタを中心にした大型ショッピングセンターやその周辺の大型家電、家具、ドラッグストア等が立ち並び、ここで揃わないものはないほどの商業集積地です。(ちなみに福井はイオンがない全国ただ一つの県です。)

緊急管理体制
弊社では、緊急時の連絡ができる体制を取っており、年に数回はこのような事態に対処させていただいております。自己都合による緊急出張の場合3,000円を頂いておりますが、親元を離れた学生さんには喜んでもらっています。
また、ご加入頂く火災保険にも、水や鍵のトラブルサポートも付いています。
会社の営業時間以外は電話がつながらない管理会社もありますので、深夜早朝に管理会社や家主がどのような体制を取っているかも、物件を選ぶ時良く確かめてください。

礼金や更新料
家賃だけで物件を探すのではなく、礼金や更新料の有無も良く確認して契約することが大事です。弊社では、学生の場合おおよそ大学4年間で保証人も入居者も変動がないことから、2年ごとの更新手続きは行わず、更新料・更新手続き費用は一切いただいておりません。また入居時の礼金も頂いておりません。

たとえば2年ごとの更新料が24,000円必要な物件は、毎月の家賃が1,000円高いのと同じです。更新料の有無も比較するとき大事な要素であることも理解してください。

冬場の積雪
2011年、福井は大雪で積雪1m超え、2018年には、積雪147cmとなり、これは「昭和56年豪雪」以来130cm超えの大雪で、1週間は除雪に大変でしたが、例年福井では30~50cmの積雪はそれほど珍しいことではありません。12月になると自家用車は、ほとんどの車がスノータイヤに履き替え準備し、15cmほどの雪では除雪がされていない道路でも走っていきます。但し30cm以上積もると、駐車場から車を出せない状況になり、道路も除雪車が出動しますがかなり渋滞も発生します。このような状況は通常1,2日続き、一冬に3回ほどありますが、数年に一度は大雪になり積雪が5日以上も続くこともあります。
雪が積もると自転車は全く走れませんし、走ったら危険です。自家用車がないと、移動手段は徒歩のみとなりますので、あまり学校やコンビニが遠いととんでもなく、不便な生活になります。
ちなみに、積雪時に道路は役所が手配し除雪しますが、マンションの玄関や駐車場は、原則として借主負担で除雪を行なうこととなります。但し弊社の場合、4・50cm以上の大雪の場合は、家主と協議のうえで家主負担で除雪を行います。たとえどんなに大雪でも何もしない家主もいますので、チェックした方が良いと思います。
しかし降雪はおおむね3月中旬ころまでですので、福井へ引っ越しする3月末ごろはほとんど雪の心配はご無用です。

「家賃が安くていい所」って?

ズバリ断言できることは、家賃が安い物件は何か原因があって、入居者が決まらない物件なのです。つまり、入居者が決まらない原因は何か? 大学・コンビニから遠い、部屋が狭い、隣の音が聞こえるなどなど、その原因を調べて、その原因を我慢するか、気にしなければ、その部屋があなたにとって「家賃が安くていい所」の部屋だと思います。

注意をもう一点。家賃だけを安くしても更新料が高かったり、入居時に不要と思える諸費用を徴収するなど、「見せかけの家賃」にごまかされないことも肝心です。また、家賃が安い物件は廊下など共用部分の掃除や、防火設備や積雪時の対応などの費用を削減する傾向があります。これは、家主や管理会社の考え方により非常に左右されますので、物件の管理方法も研究してください。

建物のハード面ばかりに気をとられると、入居してから悔いが残る結果となりかねません。契約条件に関する違いは「合格おめでとう」をご参照ください。

県立大学・福井大学医学部周辺の成り立ち
福井県立大学は1992年に福井市・旧松岡町(現・永平寺町)・旧丸岡町(現・坂井市)にまたがる田園地帯に開学しました。また、1980年に福井医科大学(現 福井大学医学部)が開校しており、その他にも福井県理容美容専門学校天谷調理製菓専門学校、福井県産業情報センターやソフトパークふくい(協同組合)などの学校や情報専門企業など集積しています。県立大学はこれらの施設の西端、福井大学医学部は東端に位置しています。
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