社長のブログ

企業の義捐金は売上げから出すべきでは

連休中に行ったゴルフ場の受付で
「プレー代に100円を加算して、東北大地震の義捐金を送りたいと思います。ご協力お願いできますか?」と聞かれた。
全国展開しているうどん屋へ行ったら、
新発売 サラダうどん 690円+10円(大地震義捐金)=700円、と言うポスターが目に入った。

ゴルフ場では、「こういう義捐金は、企業が売上金の一部を企業努力で捻出して拠出すべきで、お客さんからお金を集めたいのであれば募金としてはどうですか」と言って、支払に加算することを勘弁してもらった。
うどん屋さんでは、どうしても新発売のサラダうどんが食べたくて700円支払ったが、勘定のときゴルフ場と同じことを言ったら、690円で食べることはできたのだろうか?

一方、私が最近イチオシの割烹料理さん「和み割烹 喜水」では、こんな方法で義捐金を集めていました。

表題は「できることからはじめよう」となっていて
その下にはナント「下記のお酒の売上金はすべて義捐金として寄付します」と書かれています。
下記には、宮城や岩手など東北地方の地酒が5種類、酒蔵の地震の被害状況なども書かれていました。


店主に詳しく聞くと、お客さんからの売上金を全額寄付することで、お酒の原価分はお店が負担するとのこと、これこそ儲け度返しというか、売れれば売れるほど、お店は負担が増える仕組みですが、「大変なときにはこれくらいしないとダメでしょ」とのこと。

これには目からうろこ。ゴルフ場やうどん屋のモヤモヤが吹き飛び、早速東北の地酒を注文しました。