社長のブログ

全国賃貸不動産管理業協会に入会しました。

このたび、弊社は、坂井市内で初めて一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会(全宅管理)に入会しました。
これまで不動産業者としての免許を頂き、賃貸物件の斡旋や媒介を行ってきましたが、マンションやアパート、貸家の所有者(貸主)にとっては、全く不特定な人が入居するわけで、借りてもらう部屋は綺麗に使ってもらえるのか、家賃は滞納しないのだろうか、退去するときトラブルにならないのだろうか、といろいろ心配があるわけで、このような心配を一手に引き受けるために、賃貸物件の管理という仕事がある意味、必然的に発生してきました。
一方、借り手側も、毎日ガミガミ文句を言われるような家主に当ってしまったり、何か故障があってもすぐに対応してくれるマンションなのか、いろいろ心配もあるわけで、そこで入居後もしっかりサポートしてくれる安心した管理会社が管理してくれる賃貸物件を希望されるわけで、貸し手にとっても借り手にとっても賃貸物件の管理会社は必要があったわけです。
ところが、、ある程度不動産の賃貸の仲介をこなしていくと、賃貸管理業は特に法的な免許も必要ないことから、いわゆる「やらずぼったくり」の似非管理会社や、家主側にべったり、くっついて入居者いじめに徹するような強引な管理会社も出てきてしまったわけで、いまだ「業」としての位置付けが確立されているとはいい難い現場もあるようです。また一方で、原状回復に係る紛争や家賃滞納への対応、空室率の増加等多くの問題が頻発していますが、これらはすべて入居時に借主に対する説明不足や、家主との管理条件の取り決めが細かくされていない結果なのです。
そこで、2001年に発足した賃貸不動産管理業協会が発展的解散し、昨年一般社団法人全国賃貸不動産管理業協会が本格稼動し、その設立趣旨に賛同した弊社も、入会させていただいたわけです。
また、賃貸住宅管理業務に関して一定のルールを設け、賃貸住宅管理業務の適正化と借主と貸主の利益保護を図るために、昨年9月に国土交通省が創設した賃貸住宅管理業の登録も本日申請いたしました。
さらに、今年中には、私も含め、賃貸不動産経営管理士協議会が認定する新たな資格「賃貸不動産経営管理士」にも登録しようと考えております。

そういう協会に入り、規定ばかりに縛られると、これまでより業務が増え、大変じゃないかとか、今のところは特に免許もいらないのだし、登録すると管理料が上がるわけでもないのだから、見合わせている業者も見受けられますが、うちは大丈夫。なぜかというと、管理協会が推し進めている家主との管理契約や、入居者への説明など、特に訂正したり業務を追加する必要がないので、なにも心配ないのです。

そこで、ここからは他の管理会社に管理を任せておられる家主さんにメッセージです。
入居者が決まるたびに高額な広告料や、実質入金額の5%以上の管理料を払っていませんか?
⇒ 弊社では家主からは毎月の管理料(最高でも5%、または2500円以下)だけしかいただきません。
共用部分の電球1個取り替えだけで、数千円も払っていませんか?
⇒ まとめて発注するなど経費削減に努力しています。
入居者から、鍵の交換料や抗菌処理など不要と思われる費用をもらっていませんか?
⇒ 家主の大事な物件を、自分の金儲けも場所だと勘違いしています。
入居者は更新時に退去していませんか?
⇒ 更新手数料を払う時が転居のきっかけになります。弊社では更新料・更新手数料を一切いただいておりません。
昨今の入居希望者はインターネットで物件を捜してきます。沢山物件があっても、1家族が2つも3つも契約はしません。探し求める物件は1つだけですから、ネットで詳細がわかれば、その物件を目当てに会社に来訪されます。そのとき、更新料がかからず、管理料が安い分、家賃も安くなる物件で、かつ安心・確実・丁寧な対応をすれば、大きな広告を打つことで経費の支払いが大変な管理会社の物件よりも競争力は高いのです。
建物を建てたときから長い付き合いだから、という理由だけで、多額のお金をかけた物件が逆に負担になっていませんか?
管理会社も選択する時代が来ているのです。